2018年05月25日

松本清張を読み返す「万葉翡翠」

「万葉翡翠」(中公文庫『影の車』)。

これも何度も何度も読んだ作品。にもかかわらず犯人の殺人の動機を間違って覚えていた。厳密にいうと覚えていなかったということなのだが、おぼろげに覚えていると思っていて、さらにその内容が間違っていたということで、人の記憶、とくにわたしの記憶はあてにならないものなのだとあらためて思った次第。

ところでこの作品、新潮文庫『駅路』や光文社文庫『共犯者』にも収録されているが、それぞれ微妙に違っている。ルビをふっているかいないかとか、漢字が少し違うとか、まあ内容には影響はない範囲ではあるが、このような違いは何か意味があるのだろうか?誰によって決められているのだろうか?
それはともかく、光文社文庫の松本清張短編全集11『共犯者』収録の「万葉翡翠」は次のように始まる。

「ぼくはね、万葉慎重古学をやりたいと思っていた時期があったよ。」

「万葉慎重古学」はあきらかに誤植で、正しくは「万葉考古学」である。わたしの持っているのは2009年8月10日2刷発行となっている。誤植のまま2刷となったのだろう。いまは訂正されているのか気になるところである。もちろん訂正されているとは思うが。

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2018年05月24日

自分を取り戻す

一日のうちのほんのわずかな時間。
その時間だけが、本来の自分を取り戻す時間。

この時間こそ、貴重な時間。
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2018年05月23日

松本清張を読み返す「熱い絹」

「熱い絹」(『熱い絹』上・下 講談社文庫)。

「松本清張を読み返す」といっても、清張の膨大な著作の中にはわたしのまだ読んでいない作品もある。その一本がこの「熱い絹」だった。

わたしにとっての清張の魅力の一つは、わたしが生まれる頃か、その数年ほど前の日本の風景である。加えて、わたし自身が基本的には自分のことにしか興味のない人間で、そのわたしと無縁の外国にはまったく興味がわかないといったところがある。なので、マレーシアを舞台としたこの小説を今日まで避けていたのだ。買ったのも数年前にブックオフでである。

さて、その内容であるが、『松本清張事典』(志村有弘・歴史と文学の会共編)において「本線の周辺に多くの関連事件を輻輳させた余り、結末の収束不十分」と評されているように、面白く読んだものの、清張の作品としては「ものすごくよかった」という部類には入らないのではないかと思った。また、郷原宏著『松本清張事典決定版』においては「構成はやや荒削りだが、雄大なストーリー展開とマレーシアの美しい自然描写が楽しめる」とされているように、そういった興味のある人にはもっと面白く感じられるのかもしれない。
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2018年05月22日

有名人の死

西城秀樹
星由里子

朝丘雪路

人の死のニュースはあまりいいものではない。
しかも、有名な人がこうも続いたのでは・・・
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2018年05月21日

松本清張を読み返す「共犯者」

「共犯者」(松本清張短篇全集11『共犯者』光文社文庫)。
先日読み返した「顔」もこの「共犯者」も何度も読み返している作品だが、久しぶりに「顔」を読み返したとき(先日よりももっと前のこと)には、ストーリーが「共犯者」とごっちゃになっていた。「顔」では、主人公が相手(目撃者)の身辺を興信所を使って調査する。「共犯者」では、主人公が通信社を装い、そこで雇った現地通信員に相手(共犯者)の身辺をあたらせる。
「顔」では、主人公のほうが相手に連絡をとって呼び出して、殺そうとする。「共犯者」では、主人公の住んでいるところにだんだんと近づいてきた相手を殺そうとする。このあたりがごっちゃになっていた。
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