子供というもののつねで、禁止されるとついついやってしたくなるもので、彼もまたそんな子供の一人だった。
彼は彼の友人たちとその原生林でよく遊んだ。
僕は友達のいない子供だった。彼だけが友達だった。が、彼はたくさんの友達を持っていた。そして彼は原生林で遊ぶときは決して僕を誘わなかった。僕が他の友達とうまく付き合えないことを彼は理解していたからだった。僕もまた原生林で遊びたいとは思わなかった。
原生林での探検や冒険は秘密であった。彼等以外で知っていたのは僕だけだった。そして僕もまたそれを秘密にしていた。・・・・・・
僕が小学校を卒業するときには、原生林で遊んでいた彼も彼の友達も皆いなくなっていた。
急な引っ越しでということを聞かされたが、僕はそれを信じる気持ちにはなれなかった。
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